行政書士
佐野 雅彦
[８．開業・事業継続届出サポート]
経営事項審査（経審）とは？初めてでも点数アップが狙える入門ガイド
- 投稿：2025年05月06日
- 更新：2025年10月14日
「公共工事に挑戦してみたい。でも経審ってなに？」
そんな中小建設業者さんからのご相談が増えています。
この記事では、
✅ 経審の基本構造
✅ 点数の上げ方（P点対策）
✅ よくある課題と解決事例
を、行政書士の視点からわかりやすく解説します。
この記事の監修者
💡経審とは？──公共工事の「入場パス」
経審（経営事項審査）とは、会社の経営力や技術力を数値化して評価する制度。
取得した点数（P点）が、入札や指名の可否に直結します。
最近では「総合評価方式」が主流となり、P点の重要性がますます高まっています。
🔍 経審で評価される5つの視点
| 評価項目 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| Y点（経営状況） | 財務体制の健全性 | 自己資本比率、利益率 |
| Z点（技術力） | 技術者の質と実績 | 有資格者数、元請工事件数 |
| X点（工事実績） | 売上・施工能力 | 年間完成工事高 |
| W点（社会性） | 法令遵守・体制整備 | 社保加入、若手育成制度 |
| その他加点 | 任意申請での評価 | ISO認証、BCP策定など |
👉 最終的な「P点」は、これらの合計＋補正点で決まります。
💬 経審はなぜ必要？許可だけでは不十分な理由
- 建設業許可＝「施工する資格」
- 経審＝「発注者から選ばれる信頼と実力の証明」
たとえば、静岡県では一定額以上の公共工事を受けるには経審が必須条件。
制度の改正で要件も厳格化しており、戦略的な申請が求められます。
🏗 支援事例
💼 C社様（内装業）｜財務整理でY点＋15点！
課題： 財務が不安定でY点が低迷。公共工事への参入が難しい状態。
支援： 顧問税理士と連携し、キャッシュフロー改善＋経審書類を再構成。
成果： Y点15点アップ。新たに公共工事の受注が実現！
💼 D社様（土木工事業）｜Z点＋10点で指名が倍増！
課題： 技術者はいるが、実績が証明できずZ点が伸びない。
支援： 元請工事の実績と現場写真を整理、書類化。
成果： Z点10点増加。指名件数も前年比で5件アップ！
公共工事を目指すなら、経審の準備が第一歩です。
経審は、単なる点数競争ではありません。
今の自社を見える化し、信頼される企業に
整えていくための経営戦略です。
当事務所では、
📌 経審申請の書類作成
📌 点数シミュレーション
📌 顧問税理士・社労士との連携による総合支援
をすべてワンストップでサポートしています。
行政書士
佐野 雅彦
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