行政書士
佐野 雅彦
[４．財務顧問サポート]
【銀行融資】審査で必ず見られる4つの数字と改善法とは？
- 投稿：2025年02月12日
- 更新：2025年10月16日
「銀行融資が通らない…」
「利益は出てるのに、断られた…」
そんな経験はありませんか？
銀行が見るのは、売上よりもお金の流れと返済力です。
今回は、銀行が審査で重視する4つの数字と、改善ポイントをわかりやすく解説します。
この記事の監修者
目次
チェック①：借金を何年で返せるか？（債務償還年数）
理想：10年以内
15年以上かかると「返せる見込みが低い」と判断されます。
📌計算式：
借入金 ÷（税引後利益＋減価償却費）
✅対策：
- 利益アップの計画づくり
- 無駄な支出の見直し
- 月次の収支把握を徹底！
チェック②：利息を払える余裕はある？（インタレスト・カバレッジ・レシオ）
理想：3倍以上
利益が利息の3倍以上あると、銀行も安心！
📌計算式：
営業利益 ÷ 支払利息
✅対策：
- 利益を残す経営設計
- 借入の一本化や金利見直しも検討
チェック③：長期投資に見合う資金か？（固定長期適合率）
理想：100％以下
📌意味：
建物や設備などの大きな投資は、長期資金でまかなうのが鉄則。
📌計算式：
固定資産 ÷（自己資本＋長期借入）×100
✅対策：
- 設備投資はリースや補助金の活用を検討
- 短期借入での設備購入は避ける
チェック④：現金の流れは安定している？（キャッシュフロー比率）
理想：20％以上（10％以下だと注意！）
📌計算式：
営業キャッシュフロー ÷ 総負債 ×100
✅対策：
- 売掛金の早期回収
- 在庫管理の徹底
- キャッシュフロー表の作成
審査で落ちる会社の特徴はこれ！
☑ 借金の返済に15年以上かかる
☑ 利益が少なく、利息支払いもギリギリ
☑ 短期借入で設備を購入している
☑ 現金の流れが不安定で、資金ショート寸前
当事務所の支援事例
🔧【支援事例】建設業D社様（社員7名／年商6,000万円）
「銀行融資が通らない」との相談を受け、財務指標を診断。
課題：
- キャッシュフロー比率が8%
- 設備投資を短期借入でまかなっていた
対策として：
- 借換えによる長期資金化
- 設備投資に補助金活用
- 月次試算表の改善支援
➡ 半年で黒字＋キャッシュフロー安定化に成功！
銀行からも「次回も前向きに検討」と評価されました。
銀行融資は「数字の見せ方」で結果が変わります。
でも、本当に大切なのは数字の中身と意味を把握しておくこと。
私は、財務診断から融資資料の作成まで、
中小企業の実務に即した支援を得意としています。
「この数字、どう見られてるんだろう…？」
「借り入れに自信がない…」
大丈夫です。
まずはお気軽にご相談ください。
あなたの立場に立って、資金調達を一緒に設計します。
LINE・Chatwork・問い合わせフォームからいつでもどうぞ。
オンライン・来所相談、どちらでも対応可能です。
行政書士
佐野 雅彦
