行政書士
佐野 雅彦
[１．お金・経営のヒント集]
【建設業の金融機関選び】信金・地銀・信組…どこと付き合うべき？
- 投稿：2025年04月09日
- 更新：2025年07月20日
こんにちは。
行政書士事務所ACTION代表の佐野です。
今回は「建設業に合った金融機関の選び方」について、
実務経験から分かりやすく解説します。
この記事の監修者
目次
建設業にとって金融機関は命綱
建設業は先払いが多く、資金繰りのリスクがつきもの。
だからこそ、どの金融機関と信頼関係を築けるかが経営の要になります。
金融機関の種類と向き・不向き
| 種類 | 特徴 | 向いている企業 |
|---|---|---|
| 都市銀行 | 高額融資・低金利／中堅〜大手が対象 | 年商数億円〜／支店展開企業など |
| 地方銀行 | 地元密着／保証付き融資が得意 | 地場で実績がある中小企業 |
| 信用金庫・信用組合 | 中小企業専門／訪問・柔軟対応 | 創業期・小規模建設業／人間関係を重視したい企業 |
実際の支援事例（創業期～安定期）
📍神奈川県・建設業（創業3年目）
相談内容：新規重機の購入と運転資金で約1,000万円の融資希望
▶ 相談当初：地銀のみアプローチ → 審査に難航
▶ 当事務所が提案した戦略：信金と地銀の併用融資（信用保証協会つき）
- 信金が地元支援実績あり → 経営計画のブラッシュアップ＋伴走
- 地銀との関係は将来の拡大投資用にキープ
✅結果：2行で合計950万円の融資獲得！今も信金と月1で資金繰りを確認中。
ポイントは「どこで借りるか」より「誰と組むか」
安い金利より、「本気で伴走してくれる相手かどうか？」が重要です。
- 信金：定期訪問でキャッシュフローの相談OK
- 地銀：補助金や新事業のマッチングも可能
- 都市銀：紹介ルートを活用すれば、チャンスもあり
まとめ｜金融機関は借りる場所ではなく、経営パートナー
| 経営フェーズ | 推奨金融機関 |
|---|---|
| 創業期 | 信金・信組（密な関係） |
| 安定期 | 地銀（制度融資＋業務支援） |
| 拡大期 | 都市銀（紹介ルート必須） |
「ウチはどこから借りるのがいい？」という方へ
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