行政書士
佐野 雅彦
行政書士事務所ACTION代表。
IT受託会社の借入・返済・追加融資・資金繰りを一体で見ながら、
その場しのぎではない資金の整え方を支援しています。
地方公務員として25年間、制度運用と相談対応に携わった経験を踏まえ、
現在は、返済を続けながら次の借入や投資を進められるかという視点で、記事監修と実務支援を行っています。
このページでは、IT受託会社の経営者に向けて、借入・返済・追加融資・投資判断まで見据えた資金戦略の実務情報を掲載しています。
[2.資金戦略の基本原則]
年末年始後・決算期を迎える1月後半に、銀行融資を検討すべき理由と公的支援制度、日本政策金融公庫・信用保証制度、必要書類の準備ポイントを解説。
目次
1月後半は、年末年始で資金が減った後、12月決算・3月決算に向けた資金不足が見え始める時期です。また、銀行から返済・条件変更の相談を求められることも増え、新年度前の運転資金確保への不安が強まります。このようなタイミングだからこそ、経営者は「銀行融資の検討」「公的支援の活用」「資金繰り計画の見直し」を戦略的に進める必要があります。本記事では、公的機関の公式情報に基づき、融資を検討すべき理由と次に何をすべきかを整理して解説します。
年明け後、1月後半になると前年12月の決算が確定し、今年度末(3月)の資金需要が明確になってきます。現預金の減少や月次の収支が悪化している場合、追加の運転資金や設備投資資金が必要になります。銀行融資は時間を要することもあるため、1月後半から準備を進めることが成果につながりやすいです。
年末年始で実行した支出の影響が出るこの時期、金融機関から返済条件の見直しや追加融資の相談を求められることがあります。早期に銀行と対話することで、返済条件変更(リスケジュール)や返済猶予といった選択肢を含めた柔軟な対応がしやすくなります(公的な明確なガイドライン資料はありませんが、金融機関との実務上のタイミングとして重要視されます)。
日本政策金融公庫(JFC)は国が出資する政府系金融機関で、中小企業・小規模事業者向けに融資制度を提供しています。融資制度には、小口資金向けの「国民生活事業」や事業性融資を対象とした「中小企業事業」などがあり、通常の銀行融資の補完的な役割を果たします。公庫の融資は、返済条件や審査基準が民間金融機関とは異なり、中小企業向けに設計された制度である点が特徴です。
ポイント
公的支援制度の中でも「制度融資」は、自治体と金融機関および信用保証協会が連携して提供する融資制度です。自治体制度融資は、都市や県が主導し、信用保証協会による保証を付けることで、金融機関からの借入がしやすくなります。
また、「信用保証制度」は、金融機関からの融資を受ける際に信用保証協会が保証人となる仕組みで、これにより民間銀行でも融資を受けやすくする役割を果たします。
制度融資の特徴
銀行や公的機関が融資を判断する際、財務状況・資金計画が重視されます。そのため、資金繰り表・試算表・決算書は融資審査に欠かせない資料です。資金繰り表は、入金・出金予定を時系列で整理したもので、資金の流れと返済可能性を銀行側が確認するために用いられます。試算表は、貸借対照表・損益計算書の中間状況を示し、会社の財務状況を理解するために必要です。
なぜ求められるか
企業支援を専門とする行政書士は、公的制度の要件整理・申請書類の準備支援などの専門知識を持っています。銀行融資や制度融資・信用保証付き融資には複数の制度があり、それぞれ書類・要件が異なるため、正確な準備が合否を左右します。
行政書士に相談することで、金融機関や公庫の書類整理、資金繰り計画の整理のサポートを受けられます。
行政書士は、融資申請に必要な事業計画書・資金繰り計画表・保証申込書類の作成支援が可能です。書類の不備や不足は審査延長・申請不許可のリスクになるため、専門家のサポートは時間・労力の節約と審査通過率向上に寄与します。
今動くことで、年度末の資金不足・返済条件の見直し・新年度に向けた運転資金の確保がスムーズになります。
Q1. 銀行融資を1月後半に検討するのは遅いですか?
👉 1月後半は年度末資金需要が明確になる時期であり、準備を早めに進めることが審査成功につながります。
Q2. 信用保証協会は何をしてくれるのですか?
👉 信用保証協会は、中小企業等が金融機関から融資を受ける際に保証人となり、融資を受けやすくする公的制度です。
Q3. 資金繰り表はどのくらい必要ですか?
👉 通常、今後3〜6ヵ月の資金予定を整理できる資金繰り表が融資審査でも評価されます。
当事務所は、IT受託会社について、
借入後の返済、入金時期、人件費や外注費の支払い、採用予定などを見ながら、
借入、返済、採用、投資の判断をしやすくする支援を主に行っています。
そのため、次のような方に向いています。
・売上はあるが、手元のお金に不安がある
・借入だけでなく、返済や今後の採用までふまえて考えたい
・その場しのぎではなく、これから先の資金の流れを整理したい
・単発の答えではなく、経営判断に使える形で見直したい
一方で、次のようなご相談は対象外です。
・情報収集だけを目的としたご相談
・一度だけ答えを聞いて終わるご相談
・個人事業主の方からの一般的なご相談
・経理代行や事務処理の外注先を探しているご相談
初回面談は、オンライン60分・税込11,000円です。
初回面談では、
今の状況、ご相談の目的、借入や返済の状況を確認しながら、
何が今の資金負担になっているか
どの支援が合いそうか
を一緒に整理します。
まずは、対象に当てはまるかをご確認のうえ、お問い合わせください。
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