行政書士
佐野 雅彦
行政書士事務所ACTION代表。
IT受託会社の借入・返済・追加融資・資金繰りを一体で見ながら、
その場しのぎではない資金の整え方を支援しています。
地方公務員として25年間、制度運用と相談対応に携わった経験を踏まえ、
現在は、返済を続けながら次の借入や投資を進められるかという視点で、記事監修と実務支援を行っています。
このページでは、IT受託会社の経営者に向けて、借入・返済・追加融資・投資判断まで見据えた資金戦略の実務情報を掲載しています。
[2.資金戦略の基本原則]
資金繰りが苦しいと感じたときに確認すべき3つのポイントを公的機関の情報をもとに解説。黒字倒産を防ぐための実務的な対応策を紹介します。
目次
「売上はあるのに手元にお金が残らない」「支払いが迫っていて不安」——このような悩みを抱える中小企業経営者は少なくありません。
特に開業後まもない時期や、融資返済が始まったタイミングでは、資金繰りの悪化が経営に大きな影響を与えます。
本記事では、公的機関の情報をもとに、資金繰りが苦しいと感じたときに最初に確認すべき3つのポイントを、初めての方にも分かりやすく解説します。
資金繰りが厳しいと感じたら、まず確認すべきは「今いくら使えるお金があるのか」です。
中小企業庁では、資金繰り管理の基本として資金繰り表の作成を推奨しています。
資金繰り表とは、将来の入金と支出を時系列で整理し、資金不足がいつ発生するかを把握するための表です。
特に注意すべき点は以下のとおりです。
これらを把握することで、早めの対策が可能になります。
「決算では黒字なのに資金繰りが苦しい」という状態は、いわゆる黒字倒産につながる危険があります。これは、売上が計上されていても、実際の入金が後になることで、支払い資金が不足するために起こります。
中小企業基盤整備機構(J-Net21)では、資金繰り悪化の原因として次の点を挙げています。
会計上の利益だけでなく、現金の流れ(キャッシュフロー)を重視することが重要です。
資金繰りが厳しい状態を放置すると、選択肢は急速に狭まります。
日本政策金融公庫では、資金繰りに関する早期相談を強く推奨しており、状況に応じた融資や返済条件変更(リスケジュール)の相談が可能です。
また、地方自治体や商工会議所などでも、資金繰り相談窓口が設けられています。問題が深刻化する前に、公的支援機関を活用することが重要です。
Q1|資金繰り表は必ず作らなければいけませんか?
A:法的な義務はありませんが、中小企業庁も作成を推奨しており、資金不足を事前に把握するために非常に有効です。
Q2|黒字でも融資を断られることはありますか?
A:はい。金融機関は返済原資としてキャッシュフローを重視するため、資金繰りが不安定だと審査に影響します。
Q3|資金繰りが悪化したらすぐ融資を申し込むべきですか?
A:まずは現状整理と相談が重要です。日本政策金融公庫などの公的機関に早めに相談することが推奨されています。
Q4|外国人経営者でも資金繰り相談はできますか?
A:はい。在留資格や事業内容に応じて、公的金融機関での相談が可能です。
資金繰りの改善には、現状分析だけでなく、融資申請書類の整理や事業計画の見直しが欠かせません。行政書士に相談することで、公的支援制度の活用や書類面のサポートを受けながら、早期改善を目指すことができます。
IT受託会社の借入・返済・入金・支払いを整理し、採用や追加借入に使える資金の見通しを整えます。
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・採用、外注、追加借入の判断材料を整理したい
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