3月決算前に銀行融資が通らないと不安な赤字企業向けに、審査で見られるポイント、保証協会付き融資との違い、今からできる改善策を行政書士が解説します。
はじめに|「赤字=融資不可」ではありません
3月決算を目前に、
- 今期は赤字見込み
- 債務超過に近い
- 銀行に追加融資を断られた
- リスケ中で新規借入が不安
という状況で「もう融資は無理だ」と感じていませんか?
結論から言うと、単年度赤字だけで直ちに融資を受けられない、というわけではありません。
銀行がみているのは「将来の返済可能性」です。
本記事では、赤字企業が融資審査で不利になる理由と、3月決算前に取るべき現実的な対策を解説します。
なぜ3月決算前に融資が通りにくくなるのか
2〜3月は次の理由から審査が厳しくなりやすい時期です。
- 決算数値が確定直前で改善余地が少ない
- 来期見通しが未整理の企業が多い
- 返済原資の説明が曖昧になりがち
銀行は「返済能力」を重視します。
この考え方は、国の中小企業金融施策でも示されています。
👉 参考:
中小企業庁「信用保証制度について」
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/shikinguri/hokan/index.html
赤字企業が融資審査で見られるポイント
① 単年度赤字か、構造的赤字か
銀行が問題視するのは「一時的赤字」ではなく、
- 売上減少が継続している
- 固定費過多が改善されていない
- 事業モデル自体に課題がある
といった構造的問題です。
② 債務超過かどうか
債務超過の場合は慎重審査になりますが、
であれば検討余地はあります。
③ キャッシュフロー(営業CF)
銀行は「利益」よりも現金の流れを見ます。
- 月次資金繰り表があるか
- 返済原資を数値で示せるか
- 改善計画が定量化されているか
ここが弱いと審査は厳しくなります。
プロパー融資と保証協会付き融資の違い
赤字企業の場合、選択肢の整理が重要です。
| 項目 | プロパー融資 | 保証協会付き融資 |
|---|
| 保証 | なし | 信用保証協会が保証 |
| 銀行リスク | 銀行が全負担 | 協会が一定割合保証 |
| 審査 | 厳しい | 比較的柔軟 |
| 赤字企業 | 難易度高 | 可能性あり |
赤字企業が今すぐ取るべき5つの対策
① 月次資金繰り表を作る
最低6か月分の資金繰りを提示できる状態にする。
これがないと、金融機関の審査はほぼ進みません。
② 赤字の原因を明確化する
原因と改善策をセットで示します。
③ 来期改善計画を数値で示す
「頑張ります」ではなく、
を具体化します。
④ 保証協会付き融資を検討
赤字企業の場合、プロパー融資より保証付き融資の方が現実的です。
⑤ 早めに専門家へ相談
3月に入ってからでは遅い場合があります。
2月中に準備を開始することが重要です。
リスケ中の企業は融資可能か?
返済条件変更(リスケジュール)中でも、
- 改善計画が進んでいる
- 金融機関と誠実に情報共有している
場合は追加融資が検討されるケースもあります。
ただし、書類の精度が結果を大きく左右します。
行政書士ができる支援
行政書士事務所ACTIONでは、赤字企業向けに以下を支援します。
✔ 資金繰り表の作成支援
✔ 改善計画書の作成
✔ 銀行提出書類の整理
✔ 保証協会申請サポート
✔ 金融機関面談対策
「赤字=不可能」と諦める前に、数字の整理を行うことで道が開けるケースは少なくありません。
まとめ|決算前の今が分岐点
3月決算前に銀行融資が通らないと感じているなら、
に今すぐ着手することが重要です。
赤字決算でも、準備次第で可能性は変わります。
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