行政書士
佐野 雅彦
行政書士事務所ACTION代表。
IT受託会社の借入、返済、追加融資、資金繰りを一体で見ながら、資金調達後も会社が無理なく続くための判断を支援しています。
地方公務員として25年間、制度運用と相談対応に携わった経験をもとに、制度、数字、資金の流れを整理し、社長が次の判断をしやすい状態をつくることを大切にしています。
このページでは、IT受託会社の経営者に向けて、借入・返済・追加融資・投資判断まで見据えた資金戦略の実務情報を掲載しています。
[2.資金戦略の基本原則]
【2026年2月】製造業の運転資金はいくら借りるべきか?計算方法と銀行が見るポイントを解説。売掛金・在庫・買掛金の関係と日本政策金融公庫など公的融資制度も紹介。
目次
製造業の運転資金は、主に次の式で考えます。
▶ 運転資金 = 売掛金 + 在庫 - 買掛金
つまり、
〇売掛金が多い(回収が遅い)
〇在庫が多い(製造リードタイムが長い)
〇買掛金が少ない(仕入支払が早い)
この3つが重なると、資金負担は大きくなります。
■ 売掛金・在庫・買掛金の関係
| 項目 | 資金への影響 |
|---|---|
| 売掛金 | 回収まで現金化できない |
| 在庫 | 仕入済みだが売上未実現 |
| 買掛金 | 支払い猶予があるため資金負担軽減 |
製造業は特に在庫と売掛金の滞留期間が長いため、運転資金が大きくなりやすい業種です。
▶ 必要運転資金の目安計算(売掛金回収期間+在庫保有期間-買掛金支払期間)÷365 × 年間売上高
例:
売掛回収期間:60日
在庫保有期間:45日
買掛金支払期間:30日
年間売上高:3億円
→(60+45-30)÷365 × 3億 ≒ 約6,164万円
これが理論上の必要運転資金となります。
2026年2月時点で重要なのは、3月末までの資金繰りギャップを埋めることです。
銀行は、顧客がギリギリになって融資を申し込んでくることを嫌います。
資金繰り表を6か月〜12か月作成し、
〇最低残高
〇追加支出の可能性
〇売掛回収遅延リスク
を織り込んでおくことが重要です。
金融機関は融資を申し込む顧客が単に「いくら必要か」ではなく、以下の点について見ています。
運転資金の内訳が具体的か。
営業利益・キャッシュフローが将来的に回復見込みかどうか。
借入総額 ÷ 年間キャッシュフロー
この観点は、金融庁の金融機関向け監督指針にも関連する考え方です。
公庫では中小企業向けに運転資金を対象とする融資制度を設けています。
参考:日本政策金融公庫「融資制度一覧」
https://www.jfc.go.jp/n/finance/
公庫は民間銀行よりも長期資金に対応しやすいケースがあります。
信用保証協会付き融資は、金融機関のリスクを軽減する制度です。
保証制度を活用することで、追加融資が通りやすくなる場合があります。
2月の経営判断でよくある失敗:
〇必要ギリギリになってからの借入 → 追加融資が間に合わない
〇必要額を正確に把握していない
〇製造業は一度資金ショートすると、取引停止・信用低下に直結します。
余裕を持った戦略的借入が重要です。
✔ 運転資金は「売掛金+在庫-買掛金」で考える
✔ 回収・在庫・支払サイトのズレが資金不足の原因
✔ 2月時点では6か月先まで見た資金繰りを
✔ 公的融資制度(公庫・保証協会)も活用可能
運転資金の算定や銀行提出用の資金繰り表作成は、
専門家の視点で整理すると融資を受けられる確率が大きく変わります。
行政書士事務所ACTIONでは、
〇運転資金算定サポート
〇銀行提出資料作成支援
〇公庫・制度融資申請支援
を行っています。
「いくら借りるべきか分からない」
「銀行に説明できる資料がない」
という場合は、2月中のご相談が安全策です。
行政書士事務所ACTIONでは、IT受託会社の借入・返済・入金・支払いを整理し、採用や外注、追加借入を判断するための資金の見通しを整えています。
大事なのは、融資が通るかどうかだけではありません。
借りた後、返済が始まった後も、会社の資金が無理なく回るかどうかです。
🍃対象となる方
・売上はあるが、手元資金に不安がある
・借入後の返済や資金繰りまで含めて考えたい
・採用、外注、追加借入の判断材料を整理したい
・入金時期と支払い時期のズレを確認したい
🍃対象外のご相談
・一般的な情報収集や相場確認のみ
・一度だけ答えを聞いて終わるご相談
・経理代行や事務処理の外注先探し
・借入後の返済計画を見ない、急ぎの融資申請のみのご相談
初回面談は、オンライン120分・税込33,000円です。
IT受託会社の資金繰りは、借入・返済・入金・支払い・採用・外注がつながっています。短時間で一部だけを見ると、かえって判断を誤ることがあります。
そのため当事務所では、初回から120分を確保し、社長の頭の中にある不安や予定を一つずつ整理します。
面談後は、確認した内容と次に見るべき事項をまとめた「初回面談レポート」を納品します。
具体的な資金整理が必要な場合は、
「IT受託会社向け 資金戦略診断」として承ります。
🍃ご相談方法について
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