行政書士
佐野 雅彦
行政書士事務所ACTION代表。
IT受託会社の借入・返済・追加融資・資金繰りを一体で見ながら、
その場しのぎではない資金の整え方を支援しています。
地方公務員として25年間、制度運用と相談対応に携わった経験を踏まえ、
現在は、返済を続けながら次の借入や投資を進められるかという視点で、記事監修と実務支援を行っています。
このページでは、IT受託会社の経営者に向けて、借入・返済・追加融資・投資判断まで見据えた資金戦略の実務情報を掲載しています。
[3.創業融資関連アーカイブ]
1月後半になると、「開業日が見えてきた」「確定申告や年度末も近い」「物件・設備の契約が迫っている」など、創業資金の不安が一気に現実味を帯びてきます。
そこで本記事では、日本政策金融公庫の創業融資(特に新規開業・スタートアップ支援資金)を軸に、創業融資をいつまでに準備すべきか、そして審査で要となる創業計画書の書き方を、行政書士の実務目線でわかりやすく整理します。
目次
日本政策金融公庫(国民生活事業)では、創業期(新たに事業を始める方/事業開始後、税務申告を2期終えていない方)を、創業融資で重点的に支援するとしています。
代表的なポイントとして、創業期の方は原則として無担保・無保証人で利用できること等が示されています。
(出典:日本政策金融公庫「創業融資のご案内」/ https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/sogyoyushi.html )
創業融資でまず確認したい制度が、新規開業・スタートアップ支援資金です。
また、一定の要件に該当すると特別利率の対象になり得ることが明記されています(例:認定特定創業支援等事業を受けて創業する方 等)。
(出典:日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」/ https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/01_sinkikaigyou_m.html )
検索でよく出るのが、「創業融資 1月」「創業融資 いつまでに準備」です。
結論から言うと、融資申込の前に、事業計画と前提条件を固め切るのが最優先です。
日本政策金融公庫は、創業者向けに「創業計画の書き方」ページを用意し、創業計画書のダウンロードや解説動画を掲載しています。
(出典:日本政策金融公庫「創業計画の書き方」/ https://www.jfc.go.jp/n/finance/sougyou/business-plan/ )
公式の創業計画書様式には、少なくとも以下のような項目が含まれます。
(出典:日本政策金融公庫「創業計画書(PDF)」: https://www.jfc.go.jp/n/service/pdf/kaigyou00_190507b.pdf
日本政策金融公庫「創業計画書 記入例」: https://www.jfc.go.jp/n/service/pdf/kaigyourei01_240401c.pdf )
※上の3点は一般的な実務整理であり、公庫が審査基準を公開しているという意味ではありません(公庫ページで明記されている提出書類・計画書項目に沿って、矛盾を消す発想です)。
中小企業庁は、産業競争力強化法に基づく制度として「特定創業支援等事業」を位置づけ、支援を受けた創業者に対し、日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金で特別利率の適用等がある旨を説明しています。
(出典:中小企業庁: https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/chiiki/2025/251225sogyo_nintei.html
中小企業庁PDF「特定創業支援等事業を受けるメリット」/): https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/chiiki/download/sogyo_shien.pdf )
公庫は制度ページで「※審査の結果、お客さまのご希望に沿えないことがございます」と明記しています。
そのうえで、公庫の創業Q&Aに申込み前に避けたい状態が具体的に書かれています。たとえば:
つまり、「不承認理由の断定」ではなく、公式Q&Aで申込みが難しい/対象外とされる状態を事前に潰すのが、いちばん安全で実務的です。
A. まずは創業予定地(物件)・許認可の要否・創業計画書を先に固めるのが先決です。特に創業予定地が未定だと計画が固まらず、申込み前に決めるよう案内されています。
(出典:日本政策金融公庫/ https://www.jfc.go.jp/n/finance/sougyou/faq/ ほか)
A. 融資限度額は7,200万円(うち運転資金4,800万円)です。
(出典:日本政策金融公庫/ https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/01_sinkikaigyou_m.html )
A. 公庫(国民生活事業)は事業資金を融資するため、資本金の払い込み資金は対象外とされています。法人で創業する場合は設立登記後の法人が融資対象です。
(出典:日本政策金融公庫「創業支援Q&A」/ https://www.jfc.go.jp/n/finance/sougyou/faq/ )
A. はい。公庫が創業計画書のダウンロードと、書き方解説(動画)を公開しています。
(出典:日本政策金融公庫/ https://www.jfc.go.jp/n/finance/sougyou/business-plan/
記入例PDF: https://www.jfc.go.jp/n/service/pdf/kaigyourei01_240401c.pdf )
A. 中小企業庁は、特定創業支援等事業を受けた創業者に対し、新規開業・スタートアップ支援資金で特別利率の適用等の支援策があると説明しています。
(出典:中小企業庁 : https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/chiiki/2025/251225sogyo_nintei.html
中小企業庁PDF: https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/chiiki/download/sogyo_shien.pdf )
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